バローロとは?
バローロとは、イタリア・ピエモンテ州の代表的なワインの1つであり、ネッビオーロという品種を使用しています。非常に長い熟成期間を経ることができ、濃厚な果実味や熟成したタンニンが特徴です。ワイン界では非常に高い評価を受ける存在であり、多くのワイン愛好家が愛飲しています。
バローロのペアリングについて
バローロという高級ワインを飲む際には、それに合わせる料理もまた高級感のあるものを選ぶことが望ましいです。そこで、バローロにぴったりのペアリングを紹介します。
トリュフ料理
バローロにぴったりの食材といえば、トリュフです。トリュフは香り高く独特の味わいを持っており、バローロとの相性もバツグンです。トリュフを使ったリゾットやパスタ、肉料理を合わせると、ワインの旨みが一層引き立ちます。
例として、「トリュフとマッシュルームのリゾット」を提案します。
【材料】4人分
- トリュフ(缶詰でもOK): 1個
- ご飯: 2合
- マッシュルーム: 200g
- 玉ねぎ: 1個
- にんにく: 2片
- オリーブオイル: 大さじ2
- 白ワイン: 100ml
- コンソメ顆粒: 2個
- 水: 600ml
- パルメザンチーズ: 50g
- 塩、こしょう: 適量
- バター: 20g
【手順】
- 玉ねぎとにんにくをみじん切りにし、マッシュルームを薄切りにする。トリュフは薄切りにし、適量をすりおろす。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、みじん切りにした玉ねぎとにんにくを炒める。玉ねぎが透明になるまで炒める。
- 炒めた玉ねぎにマッシュルームを加え、炒める。マッシュルームがしんなりするまで炒める。
- ご飯を加え、全体に油がまわるように炒める。白ワインを加え、アルコールが飛ぶまで炒める。
- コンソメ顆粒を600mlの水で溶かし、少しずつ加える。各回ごとに水分がなくなるまで炒め、全てのコンソメを加える。
- 最後に、バター、すりおろしたトリュフ、おろしたパルメザンチーズを加え、塩、こしょうで味を整える。
- お皿に盛り付けたら、薄切りにしたトリュフを散らして完成。
このトリュフとマッシュルームのリゾットは、バローロワインとの相性が抜群です。バローロの濃厚で複雑な味わいが、トリュフの香りとマッシュルームの旨みを引き立てます。ぜひお試しください。
赤身の肉料理
バローロは熟成期間が長く、濃厚な果実味としっかりとしたタンニンがあるため、赤身の肉料理との相性が抜群です。牛肉やラム肉、鹿肉など、柔らかくて味の濃い肉料理との相性が特に良く、シンプルに塩コショウで味付けしたものでも美味しく相性が良いです。
例として、赤ワイン煮込みのビーフシチュー」を提案します。
【材料】4人分
- 牛赤身肉(ブロック): 600g
- 玉ねぎ: 1個
- にんじん: 2本
- じゃがいも: 2個
- ベーコン: 4枚
- ローリエ: 1枚
- 赤ワイン: 400ml
- オリーブオイル: 大さじ2
- 小麦粉: 大さじ2
- コンソメ顆粒: 2個
- 水: 500ml
- 塩、こしょう: 適量
【手順】
- 牛肉は一口大に切り、塩、こしょうで下味をつける。玉ねぎ、にんじん、じゃがいもは一口大に切る。ベーコンは1cm幅に切る。
- 鍋にオリーブオイルを熱し、ベーコンを炒める。ベーコンがカリカリになったら一旦取り出す。
- 同じ鍋で牛肉を炒める。全体に焼き色がついたら小麦粉を加え、全体にまぶす。
- 玉ねぎ、にんじんを加えて炒める。野菜がしんなりしてきたら赤ワインを加え、アルコールが飛ぶまで煮立てる。
- コンソメ顆粒を500mlの水で溶かし、鍋に加える。ローリエも加え、弱火で1時間ほど煮込む。
- じゃがいもを加え、さらに30分ほど煮込む。
- 煮込みが終わったら、塩、こしょうで味を整える。最後に炒めたベーコンを加え、全体に混ぜる。
この赤ワイン煮込みのビーフシチューは、バローロワインとの相性が抜群です。バローロの豊かな果実味とタンニンが、ビーフシチューの旨みを引き立てます。ぜひお試しください。
濃厚でコクのあるチーズ
バローロに相性が良いもう1つの食材が、濃厚でコクのあるチーズです。特にロシアンブルーなどの青カビチーズとの相性が良く、チーズプレートでバローロを楽しむのもオススメです。
トマトベースの料理
バローロにはトマトのような酸味があり、トマトベースの料理も相性が良いです。トマトソースのパスタやピザ、トマト煮込みなどを合わせると、バローロの旨味が一層引き出されます。ただし、トマトソースには酸味があるため、バローロのタンニンとも相性があります。
例として、「トマトとミートボールのパスタ」を提案します。
【材料】4人分
- スパゲッティ: 320g
- 合いびき肉(豚・牛): 300g
- 玉ねぎ: 1個
- にんにく: 2片
- パン粉: 50g
- 牛乳: 50ml
- 卵: 1個
- オリーブオイル: 大さじ3
- トマト缶(カット): 1缶 (400g)
- トマトソース用の調味料: 1袋
- 塩、こしょう: 適量
- パルメザンチーズ: 適量
- バジル: 適量
【手順】
- 玉ねぎをみじん切りにし、半量を合いびき肉に加える。残りの半量はトマトソース用にとっておく。
- にんにくをみじん切りにする。半量を合いびき肉に加え、残りの半量はトマトソース用にとっておく。
- 合いびき肉にパン粉、牛乳、卵、塩、こしょうを加え、よく練り混ぜる。小さめのミートボールを作る。
- フライパンに大さじ1のオリーブオイルを熱し、ミートボールを焼く。全体に焼き色がついたら一旦取り出す。
- 同じフライパンに大さじ2のオリーブオイルを熱し、残りの玉ねぎとにんにくを炒める。
- 炒めた玉ねぎにトマト缶とトマトソース用の調味料を加え、5分ほど煮詰める。
- トマトソースに焼いたミートボールを戻し入れ、10分ほど煮込む。
- 別の鍋でスパゲッティを塩茹でし、ソースと和える。
- お皿に盛り付け、お好みでパルメザンチーズとバジルを散らして完成。
このトマトとミートボールのパスタは、バローロワインとの相性が良いです。バローロのフルボディで果実味豊かな味わいが、トマトソースとミートボールの旨みを引き立てます。さらに、ワインのタンニンが、パスタとミートボールの脂っこさを引き締めてくれます。ぜひお試しください。
まとめ
バローロという高級ワインには、高級感のある食材を使った料理が相性が良いとされています。トリュフや赤身の肉料理、濃厚なチーズ、トマトベースの料理などを合わせると、バローロの旨味が一層引き立ち、楽しめることでしょう。ただし、バローロは高価なワインであるため、素晴らしい食事との相性を楽しむためにも、贅沢な時間を過ごすことが大切です。
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